大会について

ABOUT

武蔵野台地が⻄へ少しずつ登って突き当たった⼭地が奥武蔵です。
標⾼300mから1200mほどの低⼭で形成されており、むかしから都⼼からのハイカーに親しまれる奧武蔵は、緑と清流に映える⾃然豊かで、棒ノ嶺をはじめ、伊⾖が岳、正丸峠、⽵寺、⼦の権現、⾼⼭不動尊、顔振峠など、数多くの名所旧跡があり、⼀年中四季折々の⾵情を楽しむことができます。
2021年、「奥武蔵ロングトレイル105K」が、飯能市の⼭間5地区(名栗・原市場・南⾼麗・吾野・東吾野)の地元住⺠を中⼼に、多くの⼈々の協⼒を得て完成しました。
トレランコースとしてのこのトレイルは、奥武蔵のイメージとは裏腹に累積標⾼が8000㍍以上、エベレストの標⾼にも匹敵するほどの、挑戦しがいのあるものとなっています。
2023年、選⼿の皆様、多くのスタッフやボランティアの皆様のおかげで第1回奥武蔵ロングトレイルレースは無事成功いたしました。
そして第2回は全⼤会の反省もふまえ、より⼀層ご参加者に楽しんでいただけるような⼤会を準備しております。
皆さまに「挑戦してよかった」と思っていただけるレースになることを願います。

⼤会責任者ごあいさつ

奧武蔵トレイルランニング協会
会⻑

平沼 弘

奥武蔵ロングトレイルレースへようこそ
この度は、第2回奥武蔵ロングトレイルレース105K 35Kが開催されますことをお喜び申しあげますとともに、各地からお集まりの皆様を心より歓迎いたします。
私は、奥武蔵の吾野で生まれ育ちました。幼児期から山に親しみ、学生時代はレスリング部に所属し、裏山の子ノ権現や伊豆が岳へは練習としてよく走って登っていました。それから、半世紀あまり、かつては、林業そして多くのハイカーで賑わっていた奥武蔵は、木材の自由化や社会・経済事情により、林業が衰退し、間伐や手入れが滞り森林が荒廃し、その上、少子化や過疎化が顕著になりました。
近年、地域の存続や活性化が急務となった中で、数年前にトレイルランニングを楽しむ人々に出会いました。トレランがスポーツ・レクレエーションとしての山・森林の活用、そして地域の活性化になると思い、山間5地区(名栗、原市場、南高麗、吾野、東吾野)で協力しあい、5地区を繋げる「奥武蔵ロングトレイル105K」を創りました。
奥武蔵ロングトレイルレース105K 35Kをとおして、地域住民の総意である奥武蔵の回帰を期し、緑と清流に映える、自然豊かなこの奥武蔵に多くの人々が訪れ、山や森林に親しみ、そして、楽しく走っていただくことを願っております。
最後に、本大会開催にあたり、ご理解・ご協力いただいた関係諸団体及び地元の皆さん、準備を進めてこられたスタッフの皆さんにこの場をお借りして感謝申しあげます。